« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »

2008年2月

札幌今季初勝利

<コンサドーレ札幌 3-2 アビスパ福岡>
得点者: ノナト(PK)、西、上里

今季初勝利キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

と思ったら、主力組は引き分け。それも福岡のほうはサテライト組だったそうな(´・ω・`)。
ノナトが初得点。これも砂川が貰ったPKだそうで、PKも含めてシュートが2本・・・_| ̄|○
三浦監督は「ボールをもらったら味方を探していた。(ボールを)持ってほしい。マルキーニョス(鹿島)バレー(G大阪)ジュニーニョ(川崎F)と比べてみてください」と愚痴を言っていたそうな。ダヴィのほうはどうなっているのか気になりますが。しかし、これだけ補強が上手くいかないのもなんだかなあ。去年のメンバーのほうがいいんじゃないかと思ってしまいます。

岡田監督が3月1日ゼロックススーパー杯を見ずに、川崎―F東京(等々力)の練習試合を視察するそうです。我那覇をチェックするようで、岡ちゃんはFWに悩んでいるようです。

_mg_8820

|

理性の限界

「カント哲学のアクチュアリティ」 坂部恵・佐藤康邦編

カントの「永遠平和のために」が売れているらしい。本書中の座談会で、黒崎政男さんが最近どこへ行ってもカントというと必ず平和に関する方策を訊かれると述べている。それに対して、実際の「永遠平和のために」というのは、墓場に書いてあるとか、あるいは安らかに眠れとか書いているとか、そりゃみんな死んだら永遠に平和だろう、くらいな話なのかもしれないというところがあると同じく黒崎さんは言っている。ある意味、戦争が通常な状態で、平和で在り続けるにはそれなりの方策を施さなければならないというカントの非常にリアルなスタンスがそこにはある。カントは単なる平和主義者ではなく、戦略的に平和の可能性を議論しているところが現代においても読み続けられている理由であろう。

本書は1990年代以降におけるカントの思想の見直し・復興の諸相を踏まえた論文が集められている。最後に編者および著者による座談会がある。本書の第一編は、黒崎さんの「『純粋理性批判』のさらなる可能性」で、この論文が僕には一番面白かった。神とか霊魂とかの存在は人間の認識の限界を超えているため知り得ない。いわゆる物自体は認識し得ない。例えばサッカーで足を削られて痛がっている選手を見て、それを見ている私は「痛い」ということはわかるが、私が痛みを感じるわけではない。つまり、客観的認識の成立する範囲を確定しなければならない。これが「純粋理性批判」の目論見である。現代は脳科学の発達、ヒトゲノムの解明、コンピュータサイエンスの発展に見られるような、こころ=脳という物質一元論(唯物論)的傾向が常識となっている。それに対して、新興宗教、オカルト的なもの、魂的な存在や占いが日常的にTVなどであたかもそれが当然のように放送されている。このように「心」について両極に亀裂している状態が現代である。黒崎さんは「心の哲学」論者について次のように述べている。

  私の考えるところでは、人間の知性で分かることと分からないことが確実に存在してい
  るように思われる。つまり、我々の想像力や知性には明らかに限界がある。心身問題
  や宇宙の始原、神ということに関して、我々の知性は不充分な能力しか持っていない
  ように思われる。この認識の限界、有限性という視点は、もちろんカント哲学から学ん
  だものである。現代の「心の哲学」者たちは、現代の自然科学の発展の知見に勇気づ
  けられて、自分の手持ちの道具だけで「心身問題」を解けると信じている。しかし、その
  態度は、ちょうど、月に到達しようとして、木に登って、我々は月に一歩近づいた、と誇
  っている態度のようにも思われる。我々の知性には、おそらく限界というものがあるだ
  ろう。このことを私たちは、カント「純粋理性批判」の分裂に留まる節度と勇気から学ぶ
  べきなのである。

同じ論文の中で、黒崎さんは、「心の哲学」について、もうすでに消え去った「言語分析哲学」と同じく、数十年単位しか持たないようなトリヴィアルな議論と書いている。心を物質化して扱うことへの楽天的主張からはじまり、どこに居ようと一刻の時も惜しんでメールを打ち続け、「オーラの泉」を見て霊的なものに感じいる現代日本人の姿があったからといって、「それが個人の内面性の終焉を告げる証拠とはならないはずである」と最後に編者が述べている。

_mg_5575

|

リーガ・エスパニョーラ第25節

<バルセロナ 5 - 1 レバンテ>
バルセロナはエトー、メッシ、ロナウジーニョの3トップが久し振りに揃って圧勝です。エトーはハットトリックです。メッシは相変わらず凄いです。レバンテは1月の給料がやっと支払われたそうで良かったです。1対1までレバンテは頑張っていたのですが、いかせん個の力が違いすぎて、ボールポゼッションは圧倒的にバルセロナでした。

<レアル・マドリード  0 - 1  ヘタフェ>
レアル・マドリードは攻めているのに点が取れません。ヘタフェの得点は、レアルのロッペンが得点したと思って、みんなで喜んでいたら、結局オフサイドの判定。その間にヘタフェがプレーを続行していたので、レアルのDFが2人しかいなく、4対2くらいの状況になり難なく得点しました。審判のホイッスルが遅かったのでレアルの選手はオフサイドの判定に気が付かなかったようです。後味が悪い結果になりました。

バルセロナがついに勝ち点差2までに迫ってきました。レアルは公式戦3連敗。

順位     チーム     勝点 試合 勝数 分け 敗数 得点 失点 
1   Rマドリード    56    25    18    2      5     54    21   
2   バルセロナ     54    25    16    6      3     49    17
3   ビジャレアル   46    25    14    4      7     43    35
4   Aマドリード    41    25    12    5      8     40    28
5   セビリア        39    25    12    3     10     51   33

_mg_8838

|

石塚恵子さん - クレアトゥール撮影会

_mg_2034

2回目の撮影の石塚恵子さんです。石塚さんの誕生日は2月26日で、まだ16歳ですcoldsweats01 トランペットをやっているそうで、3月には韓国とアメリカへ演奏しに行くそうです。そのため、3月は撮影会に参加できませんと言っていました。石塚さんは、話しているときは普通の高校生の感じなんですが(といっても最近女子高校生と話をする機会は滅多にないです)、カメラを向けると変身するというか、大人っぽくなりますcoldsweats01 

_mg_0996

_mg_1203_2

_mg_1821

|

東アジア選手権他2

<日本 1 - 1 韓国>
いきなり韓国に先制されて、ゲームが難しくなりました。韓国に引いて守られたらなかなか点を取れません。中村憲剛の惜しいシュートがあったのですが得点にならず、山瀬のミドルシュートで追いつくのがやっとでした。中村憲剛が安田と交代したところで得点の可能性は殆どなくなりました。日本はFWで得点できないのが痛いです。

<コンサドーレ札幌 0 - 1 サガン鳥栖>
<コンサドーレ札幌 0 - 1 サガン鳥栖>
主力組も控え組も得点できずに負けです。これだけ練習試合をして2トップがふたりとも得点できないのは珍しいです。あと2週間で修正できるとは思わないのですが。

<川崎F5-1甲府>
<川崎F2-1広島>
川崎は控え組も主力組もFWが得点しています。札幌が川崎と対戦したら5~6点取られそうな気がします。

_mg_2659

|

バンドーラ

「赤い春」 和光晴生

本書は、1978年末から1982年のイスラエルの大侵攻によるパレスチナ・コマンドのベイルート撤退までの時期を中心に、パレスチナ・コマンドとしての著者の生活が描かれている。そのコマンドとして参戦する描写は迫真にせまっている。僕のように従軍経験のないものにとってはそれがどのようなものか想像するしか術がないが。パレスチナ・コマンドとの交流もとても興味深い。とても若いコマンドが著者の上官となることもあった。コマンド同志の争いはそれこそ命がけである。

レバノン人を装って、レバノン右派地区の東ベイルートから左派地区へ脱出しようとしたパレスチナ住民に、検問所でレバノン右派民兵がトマトを示して「これはなんだ」と尋問する。レバノン人ならば「バナドーラ」と呼び、パレスチナ人は「バンドーラ」と呼ぶ。「バンドーラ」と答えたために、パレスチナ人と見なされ、何人もの人が命を落としたそうだ。

著者は、日本赤軍として起こしたフランス大使館占拠事件(ハーグ)とアメリカ大使館領事部・スウェーデン大使館占拠事件(クアラルンプール)における逮捕監禁、殺人未遂で起訴され一審で無期懲役の宣告をうけ現在最高裁に上告中である。著者は、1975年頃、日本赤軍の思想闘争を巡って、疑問と批判を持ち、1978年末、日本赤軍に「脱退届」を出し、パレスチナ・コマンドになる。脱退はすぐに受理されなかった。日本赤軍の規約には、「組織員は自らの意思でいつでも脱退することができる」とあったそうだ。これは「党組織」が「無謬の党」たれねばならなくなる例だと著者は述べている。赤軍派の自死した森恒夫はその自己批判書で次ぎのように述べている。

 革命戦争がロシア型の機動戦-蜂起による権力奪取の革命闘争の攻撃性の内実を継
 承しつつ、現代帝国主義世界体制との闘争に於いてプロレタリア人民を世界党=世界赤
 軍-世界革命戦線に組織化してゆく持久的な革命闘争として創出されていった事実と、
 その中で文字通り「革命とは大量の共産主義者の輩出である」ように不断の共産主義
 的変革への目的意識的実践が「人の要素第一」の実践として確立されなければならな
 い事、その端緒として党-軍の不断の共産主義化がまず要求される事である。

僕にはこのような考えはよくわからない。これが「国際テロ主義」の正当化につながるとは思えない。著者も連合赤軍と同じような自己批判-総括を経験したそうだ。「国際テロ主義」の日本赤軍は国際的にも孤立し、日本で逮捕されて獄中にある重信房子が「解散宣言」を発してその歴史を閉じた。

 いくら「整風運動」や「文化革命」をやったところで、あるいは「科学的共産主義」や「思想
 闘争」とかのスローガンを掲げたところで、それらは指導部や執行部の権力と統制とを
 強化するための方便でしかないことが今や明らかになっている。長期化した政権や体制
 が停滞、腐敗し、自壊へと至るのは当然のことである。その点では、今や日本の官僚機
 構も、かつての「社会主義国」並みか、それ以上にひどい退廃と腐敗の中にあるように
 見える。

肥大化した組織は官僚化し、官僚化した組織は必ず腐敗するといったのはロシア革命の英雄だったのではないか。

_mg_5622

|

フォトテクニックデジタル3月号

20日はカメラ雑誌(写真雑誌ではない!)の発売日。結局、フォトテクニックはデジタルに統合されてしまって、銀塩カメラについては他を読んでくださいということになったようです。フォトテクニックは読者の投稿写真で成り立っていたように思いますが、投稿するひとが減ったんでしょうか。デジタルの場合、WEBで発表するほう多いのかなあ。あと隔月刊というのは、新製品の紹介記事などは不利になってしまいます。まあ月刊でも、WEBの情報には負けてしまいますが。今月号の付録は、ポートレート画面構成・作例ハンドブックです。管理人もポートレートの撮影が多いので(というかそればっかりと思われているふしがありますが)参考にしようと思っています。最近、モデルさんに圧倒されていますcoldsweats01

_mg_2690

|

東アジア選手権他

<日本代表 1 - 0 中国代表>
駒野のクロスに田代が飛び込んでこぼれたところを山瀬が豪快に決めて先制点。これが結局決勝点になりました。中村憲剛のパスから安田が飛び出して、GKと1対1になったのですが、GKの跳び蹴りを食らった安田がそのまま負傷退場。これがレッドカードにならないとは。審判団が北朝鮮と韓国という普通の国際大会では考えられない状況でした。
あまり内容がない試合でした・・・(´-ω-`)

<札幌 0-4 三星>
相変わらずブラジル人FWは無得点です。補強したDF陣はうーむな感じです。今年はいまから覚悟をしていたほうがいいんだろうなあ・・・・_| ̄|○

<川崎F 1-1 釜山>
代表組が戻ってこないのでこんなもんでしょう。テセが帰ってきたら、フッキ、ジュニーニョとの3トップは破壊力があります。箕輪はサブ組になっていたけど、今年は控えなんですかねえ。主力組DFが井川なのはちょっと不安ですが。

_mg_8858

|

なるべく小さな幸せ

「日本の行く道」 橋本治

カバーのところに、「一発かませる」を展開する本と書いてあった。橋本治さんの本はあいかわらず難しい。小説を読まずに、エッセイ・評論ばかり読んでいるので難しいと感じるのかもしれない。「日本の行く道」とは日本が選択すべき道。

最初は、いじめの問題を論じている。いじめ問題もいじめをなくす術をとくのではなく、いじめによって小学生が自殺する社会は何が変わったを論じている。その後、教育について論を進める。「いきなりの結論」では、「地球温暖化を回避する」には高層ビルを壊し、1960年代前半に世界を戻せと「一発かませる」。どこかに間違いがあった。しかし、その時点でそのミスを理解することが出来なかったということを理解して、その上で我々にできることが一つだけある。それは、今の自分には、改めて別の選択が出来るという理解をすることだと著者は述べる。

いまの日本の国家や地方行政は、官僚による「共和制」により成り立っており、その中で官僚たちはやりたい放題になっている。官僚は本来公僕のはずであった。不祥事がばれそうになっても、官僚達はそれを簡単に隠蔽する。それは、官僚達のあり方を叱るべき「ご主人さま=国民」が不在のままだから。それを解決するには、本当の意味での「ご主人さま=国民」の登場が必要である。つまり、国民が成熟する以外、民主主義の生きる途はない。「ご主人さま」の資格のない人間が、平気で「ご主人さま」気取りになっており、そのため「民主主義の未熟」は隠蔽されていたのである。

  昔の国家は、「こういうことが絶対に必要だ」と考えて、なんだか知らないへんてこりん
  な方向に進みました。その方向が行き詰まって困ったことになっているのですから、
  我々は改めて、「あんまりそんなことしなくてもいいんじゃないの?」という立場へ方向
  転換をすればいいのです。それが簡単でないことは重々承知していますが、重要なの
  は、「まだそういう選択肢が残されている」という、その点です。

このまま消費を続けて経済を進ませるとその消費によって地球環境は破壊すると予想される現代で、両立する解はないように思われる。しかし、橋本さんは楽観的だ。それは未来を考える選択肢の検討をとんでもなく長いスパンで可能にできる日本であるから、橋本さんは日本に生まれた日本人で良かったと言っている。これも「一発かませる」なのだろうか。

_mg_2650

|

綾乃さん - wallpaper

_mg_7706

平松美奈さんのお友達の綾乃さんです。平松さんに紹介されたそうです。平松さんの紹介ということだったので、読者モデルのひとかと思ったのですが、大学の同級生だそうです。綾乃さんは読者モデルをやったことがないそうです。フランスから平松さんがメールくれるといっていたのにまだ来てないんですけどと言っておられました。綾乃さんは、モデルとかの仕事はいまのところ何もやっていないそうです。ということで来月も撮影をお願いすることにしました。

8PROスタジオの内装もどんどん変わって、今回はアンティークのドアが入っていました。まだ仮付け状態でした。前日に井川遥さんの撮影があったそうで、「そこで井川さんが同じポーズしていた」とマネージャーさんが言っていました・・・(^_^;;

_mg_5091

_mg_6199

_mg_6958

_mg_7491

|

哲学カフェ

「哲学個人授業」 鷲田清一・永江朗

先生役が鷲田さんで、永江さんが生徒役の哲学の個人授業。毎回一人の哲学者と著作を選び、著作のなかから心が震えるような言葉、大見得を切った言葉、ぐっとくる言葉を選ぶ。ここで選ばれている哲学者は、できれば不幸な人生を歩み、不幸な死に方をしたひとを選んでいるそうな。授業は銀座の喫茶店が主な場所だが、この本は関西弁が多い。内田樹さんと江弘毅さんが2回乱入している。

哲学の本は、最初に読んだとき1割わかったら許せるでしょと鷲田さんが言うと、いや1割わかったら簡単過ぎる、金返せと言いたくなると内田樹さんが切り返す。マルクスの回では、女子高生は淫行より援交のほうが楽と言ったことに、かつてマルクスがいった疎外論をうまいこと使って生きとる、疎外論を使って自分を救済しようとしとるという塩梅だ。ようするにここでカラダを売っている私は、本当のワタシではないという論理で、本当のワタシは傷つかないと自分に思い込ませる。ヒュームのところでは、先生が「ものごとに根拠なんかない、すべては人間の作ったものにすぎない」といったのに対して、ある高校生が「先生、そうやって根拠をみんな潰してくれるけど、じゃあそのあとどうやって生きていけばいいのかは教えてくれないんですか?」といったそうだ。

先生役の鷲田さんが、永江さんの発言に驚いたりして、どっちが先生わからないところもあり、それがこの本の魅力にもなっている。対談のかたちをとっているので、読みやすいが中身は濃いと思った。哲学書はわからなくてもよいということにちょっと安心した。

_mg_8825

|

プレミアリーグ第26節

<マンチェスターU 1 - 2 マンチェスターC>
<チェルシー 0 - 0 リヴァプール>
<アーセナル 2 - 0 ブラックバーン>

マンチェスターダービーはマンチェスターCが前半にあげた2点を守りきって勝利。この日は、"ミュンヘンの悲劇"の追悼セレモニーがあり、マンチェスターUの選手は背番号が通し番号で、ユニフォームも50年前のデザインで胸はスポンサーの名前がなく無地。両チームの選手は黒い喪章を付けてプレーをしていました。この日は、マンチェスターCが調子がよく、マンチェスターU は調子がいまいちでした。今季、オールド・トラフォードでの初黒星。チェルシー と リヴァプールの試合は、両チームとも決めてに欠いて引き分け。チェルシーはランパードが復帰したのですが、フィットしていませんでした。リヴァプールはフェルナンドトーレスがいないためか、攻撃が単調でした。アーセナルは順当勝ちといったところです。アデバヨールがいいです。ボールタッチが柔らかくて、体も柔軟性がありゴムのような感じです。プレミアリーグはアフリカ系の選手が席巻しています。

_mg_5615

|

8000マイルのねじ回し

「イラク戦争のアメリカ」 ジョージ・パッカー

  イラクに住むわたしたちの心は木でできています。
  目は砂で一杯です。
  わたしたちは羊飼いの言う通りに動く羊のようなものです。
  肉屋のナイフで切り刻まれるのをまちながら。

本書は、主に2001年9月11日から2006年まで、アメリカがイラクへ侵攻し、解放後の当事者のインタビューに基づいたルポルタージュである。この本は、悲観と諦念に溢れている。この本を読み進めて行くうちに、アメリカの大統領が叫ぶ「自由と民主主義」はイラクに必要だったのか疑わしくなってくる。著者は、サイードに厳しく批判された亡命イラク人のマッキーヤの友人で、最初のうちはマッキーヤの理想に共感、賛同していた。それはアラブ・イスラム世界にはない、新しい思想を展開し、少数派の権利や集団の権利、なによりも個人の権利を尊重する民主主義を根付かせることであった。その理想は、侵攻後のイラクでは崩れ去る。侵攻後のイラクは、略奪、暴行、破壊が続き、アラブ人、クルド人、シーア派、スンニ派、亡命イラク人、イランからの帰還者、旧バース党員など色々な党派の対立が深刻化していく。「妄想」という章にはつぎのような記述がある。大統領とその側近の高官や知識人の言葉と論理だ。

  アメリカは世界でもっとも危険な政権が、世界でもっとも破壊的な兵器によって我々を
  脅かすのは許さないし、アメリカにはアラブの地を近現代化して変容させる、改革主義
  的な活動の先頭に立つことが求められている。今のアメリカ帝国は歴史上のどの時期
  より強力であり、国家の価値観を輸出して国益を確保しながら、無理にでも民主主義
  を拡大すべきである。その手始めがイラクである。アメリカ主導でサダムを倒すことは
  「上からの革命」なのだ。サダムは大量破壊兵器を持っている。彼はそれをアルカイダ
  や他のテロ組織に提供しているかもしれない。テロリストはアメリカを攻撃しようとして
  いる。したがって、アメリカはサダムの武器を取り上げるか、サダムを倒さなければな
  らない。アメリカ人がアメリカを正しくするのではない。アメリカであるがゆえにアメリカ
  は正しいので ある。アメリカ人は世界の正義を守らなければならない。

イラク侵攻時、ブッシュ政権の高官は、実務経験の豊富な人材が登用されていた。チェイニーは、ニクソン以来の全ての共和党政権に関与しており、ウォルフォウィッツはニクソンから息子のブッシュまでの政権で働いていた。民主党にはそのような経験を積んだ者がいないのとは対称的だった。協力した知識人や亡命イラク人も高い知識レベルと優れた学者としての資質を持った人たちだった。そのような人たちが、イラク侵攻を推進し、「自由と民主主義」を与えようした。だが、この理想は踏みにじられた。著者は次のように述べている。

  道徳的な目的であっても、武力と結びつき、知識と知恵を欠くと、無関心よりも危険だ
  ということがこの戦争によって明確になった。どのような戦争も、犠牲者を伴うと言うこ
  と以外の結果は予測不可能だが、イラクはつねに、持続的で健全なものを確立するの
  が難しい土地だった。暴政を終わらせるための戦争、サダム・フセインの政権ほど極
  悪非道であっても、これほどまでに成功の見込みのない、世界の国々から見てもほと
  んど正当性のない戦争は始めるべきではなかったのだ・・・避けられないものなど何も
  ない。政治や戦争という活動によって組織された人間が動くことで状況が作られる。関
  与していた人間が別で、異なる行動を取っていれば、イラクも違った状況になっていた
  かもしれない。それでも、成功の可能性が非常に少ないときに用いる手段としては、戦
  争はあまりにも安直すぎる。

この本は解説を含めると600頁近くあるが一気に読める興味深い本だった。それは、僕がイラクでどのようなことが起こっていたのかあまりに知らなさすぎたこともあるし、アメリカの政府高官についても知らなかった為だと思う。知識人の役割とは何かについて考えさせられた。

_mg_2683

  

|

リーガ・エスパニョーラ第23節他

<セビリア 1 - 1 バルセロナ>
<バレンシア 3 - 1 ベティス>
<レアル・マドリード 7 - 0 バリャドリード>

バルセロナは久しぶりにロナウジーニョがでたのですが、いまいちまとまりがありません。結局、2試合連続でシャビが同点ゴール決めなんとか引き分け。バレンシアはやっとビジャが戻ってきて2得点。管理人はホアキンが好きなので、浮上するきっかけになるとよいですが。R・マドリードは最初、調子がいまいちでしたが、グティが得点に絡み大勝。グティの2得点目は、左足のシュートが自分の右足に当たって、絶妙なボールの軌道になり、ポストに当たりゴール。魔法の左足と言われる所以でしょうか。あれを狙ってやったら、ほんと凄いことですが、たぶん偶然だろうなあ。ラウルの調子もよく、R・マドリードの首位は当分続きそうです。

<札幌ぽっちゃりFWノナトゴール外す失態>
仁川との練習試合で、"ぽっちゃり"FWノナトがPKを外したそうです。コンサドーレの練習試合の主力組で得点しているのは岡本だけで、外国人FWは5試合連続無得点。仁川の張監督は「ノナトは重いね。厳しいね。動けていない。韓国にいたころよりもプレーする範囲が狭くなっている」とコメント・・・・・_| ̄|○

_mg_2653

|

木村佳那子さん - 8PRO

_mg_2973

2回目の木村佳那子さんの撮影です。木村さんが就職するため、今回で最後になるということを8PROのマネージャーさんが言っていたのですが、ご本人に聞いたら土日の撮影ならOKだそうです。読者モデルのほうは、平日の撮影が多いので3月で卒業だそうです。大学4年生で、4月まで休みなので、撮影の追い込み?をしているそうです。殆どフリーターですと笑っていました。モデルの仕事や撮影をしているほうが楽しいので、海外旅行へは行かないそうです。木村さんは体育会系のノリで、よく動くし表情も色々変わって撮影していて楽しいです。次回に撮影した画像を渡すことにしてお別れしました。

_mg_4149

_mg_4930

_mg_3914

|

絶不調

胃腸の調子が悪く、昨日はなにも食べられず、

夜になってやっとうどんを食べた管理人です・・・(´-ω-`)

お医者さんの話では、お粥か素うどんがよいという話でした。

今日はお粥ばかりです・・・・・_| ̄|○

明日は、木村佳那子さんの最後の撮影があるので今日は

おとなしくしています。

でもってやっとプレミアリーグの試合を見ました。

アーセナルはやはりすごい。パス回しは上手いというか

美しいし、ダ・シウヴァのシュートも見事でした。

_mg_8845

|

酒場放浪記

最近、よく吉田類「酒場放浪記」を見ています。15分の番組で前半は、酒場がある街を紹介して、後半は居酒屋・酒場に入ってつまみやお酒を飲みながら店の紹介。常連さんに定番のメニューを聞いたり、他のお客さんの料理をつまみ食いしたりと内容が有るような無いようなところ良いです。お酒は、ホッピー、酎ハイ、ビール、日本酒、焼酎とあまり高いものはでてきません。吉田類さんは、ホッピー、酎ハイを本当においしそうに飲みます。番組の途中で、滑舌が悪くなるのもご愛敬。吉田類さんはシュールリアズムの画家からイラストレーターになったかたで、俳句の会も主宰。最近は、酒場関係の執筆が多いようです。最近見るバラエティー番組は「タモリ倶楽部」と「酒場放浪記」。こういう番組は無くならいで欲しいなあ。

_mg_2698

|

ワールドカップ予選他

<日本代表 4 - 1 タイ代表>
平日の雪の中、3万5千人ものひとが観戦したと聞いて驚いた管理人です。それ以上に驚いたのがティーラテープ・ウィノータイのミドルシュート。日本のミドルシュートが枠へ行かないのに比べて凄かった。この選手は、かつてイングランドのクリスタルパレスのアカデミーに籍を置き、エバートンのユースでもプレーしていたそうです。タイが一人退場して、もっと点がはいるかと期待しましたが4点どまり。4点目は、あれくらいのボールをボレーで決められないところが日本の弱いところかもしれません。驚くようなシュートが皆無でした。今の時期こんなもんなんでしょう。

<札幌が戦術面の対立からアルセウ契約解除>
守備的な戦術を求めるチーム側と、より攻撃的なサッカーを望むアルセウとの考えに開きがあったことが原因だそうです。アルセウは、去年の札幌の試合を見なかったのでしょうか。大宮と練習試合も0-2で敗れて、得点取れない病は今年も健在ですよ。点が取れないチームが守備の選手ばかり補強するのはなんかおかしいと思ったけど。スカパー!入ろうかと思いましたけど止めました。札幌の試合は、精神衛生上良くない試合が多そうなので・・・・・_| ̄|○

_mg_2655

|

第42回スーパーボウル

ペイトリオッツ (18-1) 14 - 17 ジャイアンツ (14-6)

スーパーボウルというと「梅干し食べてスッパマン」を思い出してしまう管理人です。これはどうでもよいのですが。生放送の録画を見たので、観戦に2日ががりでした。来年は休んで生で見よう・・・・・(^_^;;;

試合はジャイアンツが、いきなり9分59秒を使ってFGを決め3点を先制。ペイトリオッツは、直後の攻撃でRBマローニーがTDランを決め逆転。ペイトリオッツが7対3のリードで前半終了。3Qは共に無得点。4Qジャイアンツは、残り11分5秒にWRタイリーへのTDパスで10対7と逆転。ペイトリオッツは、残り2分45秒にWRモスへのTDパスで14対10と再逆転。ジャイアンツは残り35秒にWRバレスへのTDパスで17対14と土壇場で再び逆転し、劇的な勝利。ジャイアンツは、ディフェンス陣がリーグ最強オフェンスのペイトリオッツ相手に大活躍。特にディフェンスライン陣が、ペイトリオッツオフェンスライン陣を圧倒して、5サックを記録。QBブレイディは終始プレッシャーを受けパスミスが多く、攻撃のリズムを悪くしていました。MVPはQBマニングでしたが、勝利の立役者はジャイアンツディフェンスチームとコーチではないかと思います。イーライ・マニングはQBとしていいのか悪いのかよくわからないです。プレーオフに入ってから変わったのは確かです。まさかジャイアンツがスーパーボウルを制覇するとは・・・・・_| ̄|○

_mg_2678

|

刹那生滅

「道元思想の展開」 倉澤幸久

本書は、道元の思想を前期、中期、後期にそれぞれわけ、それに対応するテキストを読んでいく。前期の主なテキストとしては、「天福本普勧坐禅儀」「学道用心集」「弁道話」、中期は七十五巻本「正法眼蔵」、後期は十二巻本「正法眼蔵」である。

前期の思想について著者はつぎのように述べる。我を主体として仏法を実現し、法が我を転じ、我が法を転ずるという循環を進みいくことがこの世界に生きていくことである。すなわち、身体という具体的なものをもつものが生き滅んでいく、無常な世界で、それ一なるものとして仏の真実が実現され得る。そのことを道元は坐禅により確信した。仏を超えることとしての「仏向上事」により、坐禅の行は、悟の後にさらに続ける仏行としての行為となる。また「身心脱落」は、悟りの体験をも脱落することになり、一個の主体となって坐禅の行に生きることを可能にした。

中期の思想は、七十五巻本「正法眼蔵」により前期の思想を体系化し、いったんの完成がなされたと著者は考える。「正法眼蔵」は仏の世界が言葉の世界として成り立っている。仏の言葉を展開して、ひとつの作品として成立している。世界の諸存在は、表面的にはお経の文字である。世界は経巻の表層として成立している。このような世界を示すものとして「正法眼蔵」は書かれている。それは、世界自体でありながら、その世界を示すという、ひとつの特権を持つ世界をそこに成立させている。

後期の思想の特徴は、仏と祖とが切り離され、その違いを説くことにある。七十五巻本では、今ここに行ずるところに仏を実現していくことであった。十二巻本「正法眼蔵」では、その仏行を読み替えて菩薩行とする。十二巻本の世界では、仏世界の根本の理法である道理を知るという大枠は、慮知心によって行われる。その中で、その時々の行持や菩提心の行は慮知心の「知」のうえに「行」によって建てられる。正しく道理を理解したならば、それすでに凡夫の慮知心ではなく、道理に化されていると言ってよい。「知」を窮めていくことが十二巻本の基本であると著者は述べる。

  このように、道元の生涯にわたる探求を貫いて、知の探求がなされ、そして前期には
  知と体験、中期には知と行、後期には知と信の問題が展開された。その意味で道元
  は知の探求者、哲学者であり、言葉にもって膨大な著作を書き残したのも、言葉の分
  節の道において、この世界がいかなるものであり、その中に生きる人間存在がいかな
  るものであり、人が生きるとはいかなることかという問題を刻み取ることであった。

この本は、非常に難解に感じて、読み終わるのに苦労した。難解な理由は、もともと道元が書いたものが難しく、こちらの勉強不足のためでもある。少しずつ「正法眼蔵」を勉強しようと思っているが、なかなか前へ進まない。

_mg_2697_2

|

映画監督の志

「時効なし。」 若松孝二

「反権力の肖像」の若松監督へのインタビューが面白かったので、この本を買ってきた。インタビュアー(小出忍・掛川正幸)が質問して、それに対して若松監督が答える形式になっている。監督の言葉を引用する。

  (肺癌の手術後)変に欲がなくなったというのかな。ああ、生きてるっていうのは、こん
  な素晴らしいことなのかって感じるようになった。人とメシ食って、お酒飲んで、話をす
  るっていうふつうのことが、すごく楽しいんだよね。

  てめえの人生を生きるのに、映画とかほかの人を利用しちゃいけない。メシ食うんだっ
  たら、自分で乞食やってでも食え。人を裏切らなくたって、人生は生きられるだろうっ
  て。俺は今でもそう思っているよ。

  映画っていうのは、当たるか当たらないかなんてわからないけれども、ただひとつ言え
  ることは、ヒットする作品というのは撮影しているときから楽しいってことだね。やり甲斐
  があるっていうのかな。やってて、違和感がないんです。

  映画を撮るときの映画監督の思いが、出来上がった映画の善し悪しを決めるんです。
  よく言うんだけど、学問の世界では、1 + 1 = 2 だけれども、映画の世界では、1 + 1 =
     0になるときもあるし、1 + 1 = 100 になるときもある。そのうちどの結果を出すかは、
  監督の思いによるんです。その”志”の違いが、そのまま映画の仕上がりにでる。ぼく
  が映画監督は棟梁だと言っているのは、そういう意味なんですよ。

  チャンスというのは、俺に言わせれば、人との出会いだね。人に会えば、必ず得るも
  のがある。その人から得たものは、どんどん頭の中に貯めて、ひたすら背負っていくん
  です。どんなにたくさん背負ったところで、脳の中なんだから、重くないでしょう。だか
  ら、得たものは、なんでもいいから一生懸命背負っておけって言ってるんです。将来、
  それを必ず使うときがくるから、と。

  もうひとつ大事なことは、映画監督っていうのは、どうしても表現したいっていうものを 
  持っていなくちゃいけないってことだね。俺の場合は、怒りだ。腹が立つから、映画を
  撮りたくなる。

  俺は自分の人生を総括したくない。てめえの人生をすごく堪能してきたし、反省するこ
  となど何もないからね。でもこの本を読んで「若松孝二のように生きてみたい」という読
  者がもし一人でもいてくれたら、それが一番だ。俺は好き勝手に生きてきた。好き勝手
  をするためには、ときには反抗しなくちゃならないこともある。ときには自己規制しなく
  ちゃならないこともある。そういう生き方もあるんだ、と思ってくれればいい。

_mg_2672

|

プレミアリーグ第24節

<アーセナル 3 - 0 ニューカッスル>
<ウェストハム 1 - 0 リバプール>
<マンチェスターU 2 -0 ポーツマス>

プレミアリーグ第24節の試合をやっと見終わったと思ったら明日はもう第25節の試合があります(汗)。これでJリーグが始まったらどうなることやら・・・(^_^;;;

アーセナルはアデバヨールが先制すると、フラミニが見事なミドルシュートを決め、ファブレガスがどどめをさして試合終了。ニューカッスルは、オーウェンがいるのがわからないくらい攻撃のかたちにならなかったです。最後のほうは惜しいシュートがあったのですが、GKの好セーブで結局無得点。オーウェンは昔のようなプレーが全くなかった。

ウェストハム はロスタイム残り5秒くらいでPKを得て、劇的な勝利。リバプールは今年は終わった感じです。リバプールはホームで引き分けが多いのがひびいています。あんな熱いサポーターがいるのになあ。

マンチェスターUは、Cロナウドの2得点で勝利。Cロナウドは次元が違うプレーでした。特に2点目のFKは、無回転で揺れて右上隅に突き刺さるようなシュートで、相手のGKはボールのほうにいったのですが手が出なかった。めったに見られないようなFKでした。まだ22歳(もうすぐ23歳)ですよ。

_mg_2676

|

« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »